ピンク一色に染まった桃畑に囲まれた芝生の真ん中、可愛らしいほとけさまの花御殿に多くの子供達と檀家さんやご近所の方々であま茶かけの“花まつり”の行事が始まりました。
4月8日前後の良き日に行われる勝沼真光寺の“花まつり”。
真光寺の春の始まりです。
池にはたくさんのおたまじゃくし、柳の芽も木樹の葉も美しい若草色になってきました。「さくら」も一緒に咲いています。春の風に吹かれて花びらの散っていく美しさは、4月でないと体験できません。3月に春のお彼岸法要を執り行い、4月に花まつりができるのは、お寺の仏事行事としてはとてもありがたいことです。想い思いの所で写真を撮り、それぞれに発信されている方が多いのも最近の様子です。ご自分のお墓にお参りに行かれたり、お仲間と一緒にお弁当を開く方、楽しい勝沼真光寺“花まつり”の一日です。

何度かの消毒作業、摘果という枝を守りより良い実を生らせるために小さい実を除く作業、そしてこれと思う実に袋をかける作業。時間と手間のかかる2か月が過ぎ、いよいよ勝沼真光寺の“桃まつり”
の始まりです。
あまり広くない真光寺の桃畑ですが、毎年東京、新潟、埼玉など各所からファンが駆けつけて下さいます。ご自分で気に入った桃の枝から上手にもぎ取っていただきそのまま“ガブリ”とするときの体感は、普段どこでも感じることのできないものです。もぎ放題で帰りのお土産カゴは溢れんばかりの大盛りです。

ぶどうの色と形がこんなに多くあるとは知りませんでした。いわゆるぶどう色、赤みがかった柔らかい紫色。淡いグリーンや透き通るようなグリーン。大玉でたくさん実がついた大きい房。小粒で小ぶりな房。ハート型の実は新種でしょうか。
それぞれの農家(檀家)さんから届けていただいた房だけでも何種類あるのでしょうか。いただいてみましょう。みんな味が違います。そしてみんな美味しいのです。畑から採れたて直行便ですから当然です。東京の有名店の店頭に並んでいるものとは別物です。ご本堂御本尊にお供えしてありますが、母や家内が納まっている追悼墓の墓前にも忘れてはいません。お盆法要と合わせてぶどうを味わうことをありがたく、幸せに感じます。
さて、次は“ワイン”の飲み比べです。

浄土真宗のお寺では、秋から冬にかけて報恩講法要が執り行われます。(地域により春先のところもあります。)勝沼真光寺では毎年11月の良き日にお参りをしています。ちょうどこの頃“勝沼の大いちょう”に“ほとけさまからのいただきもの”ができるのです。
大粒の“ぎんなん”です。
境内入口の“勝沼の大いちょう”は町のご案内にも出ていますが、樹齢350〜400年樹高30mとされていて、毎年素晴らしい贈り物が届くのです。“ほとけさまからのいただきもの”として報恩講法要のお参りにはご仏前に山盛りに盛られます。
檀家さん方も、そして我々寺の関係者も、檀家さん自家製のワインと銀杏で報恩講の打ち上げをするのが楽しみです。
勝沼真光寺の“ほとけさまからのいただきもの”は春から夏、秋、そして冬と四季を通じて届けられています。ただただ“南無阿弥陀”であります。

勝沼真光寺の四季の情景です。
平常年でのことです。
昨年、一昨年はありませんでした。
今年は如何なものとなるでしょうか。
世界も日本もまったく先の見えにくいこととなっていますが、我々は日々のすべきことに努力することが何よりのことでしょう。そしてお念仏と共に生かされていることを有り難くいただくことでありましょう。